2019年でヤフブロが終了ということで、引っ越してまいりました。
「バタフライ・エフェクト」(2004年)



予定には無かったのですが、話の流れで「バタフライ・エフェクト」を取
り上げます!

「バタフライ・エフェクト」とは、ごく小さな差違が、将来的に予測不能な
大きな違いを生じるという“カオス理論”を表現した思考実験のひとつ。
“北京で蝶が羽ばたくと、ニューヨークで嵐が起こる”または“アマゾン
を舞う1匹の蝶の羽ばたきが、遠く離れたシカゴに大雨を降らせる”と、
よく例えられ、これをバタフライ効果と呼んでいます。まあ、日本風に
言うと“風が吹くと桶屋が儲かる”というようなことですな!

主演は「ジャスト・マリッジ」のアシュトン・カッチャー、監督は「デッドコ
ースター」の脚本コンビのエリック・ブレスとJ.マッキー・グルーバー。
愛する者を救うため、過去を書き換えようとした男が体験する想像を
超えた出来事をスリリングに描いています。

記憶を喪失する“ブラックアウト”を起こすことがしばしばあったエヴァ
ンは、あることが原因で幼なじみケイリーとの仲が引き裂かれてしまう。
やがて大学生となり、平穏な日々を送っていたエヴァンは、ふと幼い
頃の日記を手にとる。すると突然、過去のあの時の記憶が鮮明に蘇
った。やがてケイリーのその後の運命を知ったエヴァンは、彼女への
想いのあまり、ある行動に出るのだが・・・。

これはハマリました!切ない映画です。“人生をやり直すことができ
たら・・・”これは誰でも思う願望ですよねぇ。“あの時、彼女に声をか
けてれば・・・”などなど。まさに、サスペンスというよりラブストーリー
です!以前「レイヤー・ケーキ」の時にも書きましたが、エンディング
が3パターン(本編+追っかけ編+ハッピーエンディング)。これは、
本編ので正解!でしょうね。

「バタフライ・エフェクト」(2004年)
監督 エリック・ブレス、J.マッキー・グルーバー
脚本 エリック・ブレス、J.マッキー・グルーバー
製作 クリス・ベンダー、アシュトン・カッチャー 他
出演 アシュトン・カッチャー  (エヴァン)
    エイミー・スマート    (ケイリー)
    ウィリアム・リー・スコット(トミー)
    エルデン・ヘンソン    (レニー)
    メローラ・ウォルターズ (アンドレア)
    エリック・ストルツ     (ジョージ)

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第79回アカデミー賞感想…


昨日の話題ですが、第79回アカデミー賞が発表されました。
その結果を見て、「何じゃ、こりゃ!」(by松田優作)
と唸ったのは、私だけではないハズ!

あまりと言えば、あまりな結果ではないでしょうか?
昨年は、作品賞と監督賞を「クラッシュ」と「ブロークバック」
で痛み分け、という大人の選択をしたアカデミー協会でしたが、
今年の結果には、首を縦に振れません。

妥当な線(あくまでも私個人的な見解ですが・・・)は、

作  品  賞:「硫黄島からの手紙」×
監  督  賞:アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ「バべル」×
主演男優賞:フォレスト・ウィテカー「ラストキング・オブ・スコットランド」○
主演女優賞:ヘレン・ミレン「クィーン」○
助演男優賞:エディ・マーフィー「ドリームガールズ」×
助演女優賞:ジェニファー・ハドソン「ドリームガールズ」○

じゃないんでしょうかねぇ?

皆さんご存知のような結果でしたが、
あまりに「硫黄島」と「ドリームガールズ」の評価が低いのにビックリ!

こんなにガッカリしたのは、ここ10年では1997年と1998年以来です(T_T)

「エターナル・サンシャイン」(2004年)


「ヒューマンネイチュア」の脚本・監督コンビ、チャーリー・カウフマン
とミシェル・ゴンドリーが、お互いを忘れるために記憶除去手術を受
けるカップルを主人公にした奇想天外なラブストーリー「エターナル・
サンシャイン」。主人公のカップルには「マスク」のジム・キャリーと
「タイタニック」のケイト・ウィンスレットが扮しています。交錯する時
間軸のヒントとなるクレメンタインの髪の色は要チェック!

バレンタインの前日、ジョエル(ジム・キャリー)は、別れた恋人・クレ
メンタイン(ケイト・ウィンスレット)が自分との思い出を消すために記
憶除去手術を受けたことを知る。そして彼も彼女との記憶を消すこ
とを決意し、ラクーナ医院を訪れる。そこでは脳の中の特定の記憶
だけを消去できる施術を行っていた・・・。

ジム・キャリーの真面目な芝居(「マジェスティック」「トゥルーマン・
ショー」など)は決して嫌いじゃないのですが、これはどうでしょうね。
まあ、“可も不可もなし”といったところでしょうか?ドタバタ具合がち
ょうど中途半端なんですよね。ケイト・ウィンスレットも「タイタニック」
よりは全然良い演技をしているのですが、何か物足りない感じがし
ます。いずれオープニングのシーンに戻るんだろうな?というのもす
ぐわかってしまいますしね。

ジャンルとしては何になるんでしょうか?「バタフライ・エフェクト」の
ようなタイムスリップものでもないし・・・。大昔になりますが、「ミクロ
の決死圏」「ブレイン・ストーム」なんていう映画を思い出しました。
記憶消去ものということになると、「トータル・リコール」に近いんで
しょうか?他の方のレビューーでは結構評判が良いようですので、
興味のある方は一度、見てみてください。

「エターナル・サンシャイン」(2004年)
監督 ミシェル・ゴンドリー
脚本 チャーリー・カウフマン
出演 ジム・キャリー     (ジョエル・バリッシュ)
    ケイト・ウィンスレット (クレメンタイン・クルシェンスキー)
    キルスティン・ダンスト(メアリー)
    マーク・ラファロ    (スタン)
    イライジャ・ウッド   (パトリック)
    トム・ウィルキンソン  (ハワード医師)

「プルーフ・オブ・マイ・ライフ」(2005年)


ミラマックス&ジョン・マッデン&グウィネス・パルトロウの3人トリオが、
「恋におちたシェイクスピア」に続き送る、「プルーフ・オブ・マイ・ライフ」。
共演は、「羊たちの沈黙」のアンソニー・ホプキンスと「ブロークバック・
マウンテン」のジェイク・ギレンホール。

天賦の数学的な才能を持つキャサリンは天才数学者の父ロバートを
亡くす。悲嘆に暮れるキャサリンのもとにロバートのかつての教え子、
ハルが現われ、2人は恋に落ちる。そんな矢先、誰も成し得なかった
ある定理の証明が記されていいるノートが見つかる。果たして、この
定理を解いたのは・・・。

ジャケットやこの写真からは、もっとベタな“恋愛もの”だと思われまし
たが、実はヒューマン・ドラマです。(ちょっと「ビューティフル・マインド」
に似ています。)題名から、“私の生きた証し”みたいな内容かと勝手
に思い込んでいましたが、どうも英題「Proof」の“証明”という意味の
タイトルにした方がしっくりくるようですねぇ。

確かに、個人的には???だった「恋におちたシェイクスピア」よりは
良く出来ています。オープニングの父(アンソニー)と娘(グウィネス)
との掛け合いのシーンは秀逸!現在と過去のフラッシュバック映像
を巧みに使っています。しかし、オスカー級役者3人を揃え、前評判
が高かったことを考えると、及第点は付けられないかな~。

「プルーフ・オブ・マイ・ライフ」(2005年)
監督 ジョン・マッデン
出演 グウィネス・パルトロウ (キャサリン)
    アンソニー・ホプキンス(ロバート)
    ジェイク・ギレンホール(ハロルド)
    ホープ・デイヴィス   (クレア)

「隠し剣 鬼の爪」(2004年)


山田洋次監督が、前作「たそがれ清兵衛」に続き藤沢周平
作品を映画化した、本格時代劇「隠し剣 鬼の爪」。剣豪小説
『隠し剣』シリーズの『隠し剣 鬼ノ爪』と、男女の密やかな愛
を描く『雪明かり』という2つの短編を基に、下級武士が藩の
お家騒動に巻き込まれる一方、かつての奉公人との実るこ
とのない恋に心揺れる姿を、丁寧な筆致で描いています。
主演は永瀬正敏と松たか子。

幕末の東北の小藩。片桐宗蔵(永瀬正敏)は昔、自分の家
に奉公していたきえ(松たか子)と再会する。商家に嫁いだ
きえはやせ細り、無残な姿だった。妹(田畑智子)から彼女
の境遇を聞いた宗蔵はたまらず、彼女を助け出すが・・・。

スタッフも「たそがれ清兵衛」のメンバーが再集結していま
すが、前作で注目された前衛舞踊家・田中泯も宗蔵の師匠
役で登場し、みごとな殺陣を披露しています。その他、小林
稔侍、赤塚真人、神戸浩らも再登板。また、笹野高史は本
作と第3弾の「武士の一分」に続けて起用されています。

内容は、さすが山田洋次!演出・脚本など丹精込めて作ら
れたことが見る側にも伝わってきます。しかし、秘儀“隠し剣”
が出てくるまでのストーリーは「たそがれ清兵衛」と似かよっ
ていることは否めません。国内外で賞を独占した前作には
及ばなかったということでしょか。

それでも良い作品であることは間違いありません。

「隠し剣 鬼の爪」(2004年)
監督 山田洋次
脚本 山田洋次、朝間義隆
原作 藤沢周平 『隠し剣 鬼ノ爪』 『雪明かり』 (文春文庫)
音楽 冨田 勲
出演 永瀬正敏(片桐宗蔵)
    松たか子(きえ)
    吉岡秀隆(島田左門)
    小澤征悦(狭間弥一郎)
    田畑智子(島田志乃)
    高島礼子(狭間桂)
    田中邦衛(片桐勘兵衛)
    田中 泯 (戸田寛斎)
    小林稔侍(大目付甲田)
    緒形 拳 (家老堀将監)

「レイヤー・ケーキ」(2004年)



裏社会から足を洗おうとしていた麻薬ディーラーが、最後の仕事
で大ピンチに陥ってしまう姿を描いたクライムムービー「レイヤー・
ケーキ」。不測の事態に翻ろうされる主人公を、後に6代目ジェー
ムズ・ボンドとして有名になるダニエル・クレイグが熱演。 また、
ハリー・ポッターシリーズでダンブルドア校長役のマイケル・ガン
ボンが一番の悪党を演じているのも、ご愛嬌です。

名もなき麻薬ディーラー(ダニエル・クレイグ)は裏社会の大御所
エディ(マイケル・ガンボン)の麻薬中毒の娘を捜し出すよう命令
される。さらに、あるギャングが手に入れた100万錠のエクスタシー
を売りさばくことになった彼は、この2つの仕事を最後に引退しよ
うとするが・・・。

題名の「レイヤー・ケーキ」とは裏社会のレイヤー(階層構造)を
何層にもなるケーキに例えています。(さしずめ、ボスは天辺の
苺か!)これが初監督になるマシュー・ヴォーンは「スナッチ」で
プロデューサーを務めていた人物。どうりでスタイリッシュに出
来上がっている訳です。ダニエル・クレイグも以外にハマリ役で、
この作品は結構、“掘り出し物”ではないでしょうか。

DVD版には「バタフライ・エフェクト」のように、本編とは別のエン
ディングが2通り(計3通り!)用意されていて、私のお気に入り
は“二人を追うシドニー”ヴァージョンですが、どうも本編のエン
ディングが一番人気のようです・・・。

最近のイギリス映画も、お洒落ですね~!

「レイヤー・ケーキ」(2004年)
監督 マシュー・ヴォーン
原作 J.J.コノリー 『レイヤー・ケーキ』 (角川文庫)
出演 ダニエル・クレイグ  (麻薬ディーラー)
    コルム・ミーニイ    (ジーン)
    ケネス・クラナム    (ジミー・プライス)
    ジョージ・ハリス    (モーティ)
    ジェイミー・フォアマン(デューク)
    シエナ・ミラー     (タミー)
    マイケル・ガンボン  (エディ・テンプル)

「スイミング・プール」(2003年)


フランスの気鋭監督、フランソワ・オゾンが彼の新旧のミューズ
である、シャーロット・ランプリングとリュディヴィーヌ・サニエを
主役に迎えて贈る、官能サスペンス「スイミング・プール」。

南仏プロヴァンスの美しい風景を舞台に、サニエの若く挑発的
な魅力と、ランプリングの成熟した大人の女の色香が競演して
います。個人的にはデ・パルマ監督の「ファム・ファタール」より、
こちらの方がお勧めの一作です。

女流作家サラは、出版社社長の勧めで南仏の彼の別荘を訪れ
る。そこは誰にも邪魔されずに執筆できる最適な場所のはずだ
った。しかし、仕事に取り掛かろうとした矢先、社長の娘ジュリー
が別荘に現れる。裸でプールを泳ぎ、毎晩男を連れ込むジュリー
にサラは苛立ちを隠せない。だがやがて、ジュリーの若さと妖艶
な振る舞いに刺激を受け、彼女をモデルに物語を書き始める・・・。

エンディングにはドンデン返しが用意されていますが、物語はそ
れぞれに解釈が分かれるところでしょう。それにしても、リュディ
ヴィーヌ・サニエの美しさには目がクギ付け(@_@;)それに対す
るベテラン女優シャーロット・ランプリングも熟女の魅力全開!
そういえば、「愛の嵐」という映画での彼女は衝撃的でしたね。

しかし、ヨーロッパ(特にフランス)の映画は“お洒落”ですねぇ!
美しい映像とミステリアスな音楽、そして全体に漂う独特な雰
囲気。嫌いじゃないです!

「スイミング・プール」(2003年)
監督 フランソワ・オゾン
脚本 フランソワ・オゾン
出演 シャーロット・ランプリング(サラ・モートン)
    リュディヴィーヌ・サニエ (ジュリー)
    チャールズ・ダンス    (ジョン)
    ジャン=マリー・ラムール (フランク)
    マルク・ファヨール     (マルセル)

「真珠の耳飾りの少女」(2003年)


17世紀オランダの“光と影の画家”フェルメールが描いた傑作絵画
「真珠の耳飾りの少女」(別名:「青いターバンの少女」とも言う)の
同名映画。名画に込められたフェルメールと少女が交わす複雑な
心の機微を静謐にして官能的に綴っています。

主演は「ロスト・イン・トランスレーション」「アイランド」のスカーレット・
ヨハンソン。監督はこれがデビュー作となるピーター・ウェーバー。
撮影のエドゥアルド・セラがフェルメール絵画の光と影を鮮やかに
再現しているのも見どころ。

1665年のオランダ、デルフト。貧しい家庭の少女グリートは、一家の
家計を支えるため働きに出る。そして、画家ヨハネス・フェルメール
の家で奉公することになった。そんなある日、フェルメールはグリー
トの窓掃除により生まれた新たな光を見て新作を描くきっかけを掴
む。彼はグリートに絵の具の調合を手伝わせるようになるが・・・。

撮影担当のエドゥアルド・セラは「髪結いの亭主」などでお馴染みの
パトリス・ルコント作品でも有名で、何しろ映像がもの凄く綺麗です!
それにスカーレット・ヨハンソンの透き通るような美しさは言葉にでき
ないくらい!下手したら、フェルメールの原画の少女よりも気品があ
って、美しいのではないでしょうか? まるで、生きた名画を見たよう
でした♡

「真珠の耳飾りの少女」(2003年)
監督 ピーター・ウェーバー
原作 トレイシー・シュヴァリエ 『真珠の耳飾りの少女』 (白水社)
撮影 エドゥアルド・セラ
出演 スカーレット・ヨハンソン(グリート)
    コリン・ファース     (ヨハネス・フェルメール)
    トム・ウィルキンソン  (ファン・ライフェン)
    キリアン・マーフィー  (ピーター)
    エシー・デイヴィス   (カタリーナ)

「モーターサイクル・ダイアリーズ」(2003年)



キューバ革命の英雄チェ・ゲバラが学生時代に行った南米大
陸縦断の旅をブラジルの名匠ウォルター・サレスを監督に迎え
映画化した作品「モーターサイクル・ダイアリーズ」。

若き日のゲバラにメキシコの新鋭ガエル・ガルシア・ベルナル、
ゲバラと南米を旅する友人をゲバラの実の“はとこ”のロドリコ・
デ・ラ・セルナが演じています。中古のバイクで巡る南米大陸
の風景は心に迫る迫力です。

医学生のエルネスト(ガエル・ガルシア・ベルナル)は親友アル
ベルト(ロドリコ・デ・ラ・セルナ)とともに本でしか知らない南米
大陸の縦断旅行に出る。それは、1台の中古バイクにまたが
る金も計画も無い旅だった・・・。

アルゼンチンのブエノスアイレスから始まり、ペルー、コロンビ
ア、ボリビア・・・。最初は、医学生の気まぐれな卒業記念青春
ロードムービーなんですが、旅の途中で出会う“貧しいインデ
ィオ”“共産主義者の夫婦”そして何より“ハンセン病の療養所
での患者や医師との触れ合い”の中で成長していくゲバラの
姿が、見るものに感動を与えます。

南米の自然や文化(アンデス・マチュピチュ・アマゾン等)も登
場し、心に残る映画です!製作総指揮はロバート・レッドフォ
ードなんですね!これは、彼が長年あたためていた企画だそ
うです。

「モーターサイクル・ダイアリーズ」(2003年)
監督 ウォルター・サレス
原作 エルネスト・チェ・ゲバラ 『モーターサイクル南米旅行日記』 (現代企画室)
出演 ガエル・ガルシア・ベルナル(エルネスト・ゲバラ・デ・ラ・セルナ)
    ロドリコ・デ・ラ・セルナ   (アルベルト・グラナード)
    ミア・マエストロ        (チチーナ)
    メルセデス・モラーン    (セリア・デ・ラ・セルナ)
    ジャン・ピエール・ノエル  (エルネスト・ゲバラ・リンチ)

「硫黄島からの手紙」(2006年)


渡辺謙の日本アカデミー賞受賞を記念して、「硫黄島からの手紙」の
紹介です。本家アメリカのオスカーの発表も26日に控えています。
さて、どういう結果になるのでしょうか?

第二次世界大戦時最も悲劇的な戦いと言われる“硫黄島の戦い”を、
日本側の視点から描いた戦争大作。親米派でありながらアメリカを最
も苦しめた指揮官として知られる栗林忠道中将が家族に宛てた手紙
をまとめた『「玉砕総指揮官」の絵手紙』を基に本土防衛最後の砦とし
て、死を覚悟しながらも一日でも長く島を守るために戦い続けた男た
ちの悲壮な最期を見つめます。主演は「ラスト サムライ」の渡辺謙、
共演に人気グループ嵐の二宮和也。

戦況が悪化の一途をたどる1944年6月、日本軍の最重要拠点である
硫黄島に新たな指揮官、栗林忠道中将が着任する。アメリカ留学の
経験を持つ栗林は、無意味な精神論が幅を利かせていた軍の体質
を改め、合理的な体制を整えていく。上官の体罰に苦しめられていた
西郷も、栗林の登場にかすかな希望を抱き始めるが・・・。

さすが、クリント・イーストウッド!まるで日本人が作った日本映画の
ように役者の演技、日本人の姿・台詞が自然です。どうしても東洋人
はエキセントリックに描かれてしまいがちですが、やはり違いのわか
る男です。米軍兵士の理不尽な場面もしっかり描かれていて、戦争
という究極の非日常の場面では、民族や国民性に拘わらずこのよう
なことが起こっていたんだろうな~と、推測されます。

渡辺謙はもうすっかりハリウッド・スターですね(^_-)-☆存在感・貫禄
が断然違います。嵐の二宮くんも自然体の演技で、さすが日米両巨
匠のお気に入り!さらにロサンゼルス五輪馬場馬術競技金メダリス
トの“バロン西”こと西竹一中佐の役の伊原剛志がいいです!英語
が堪能で国際感覚も豊かなこの役をいきいきと演じています。

アカデミー作品賞に輝いて欲しいですけどねぇ!果たしてどの作品
が取るんでしょうか?

「硫黄島からの手紙」(2006年)
監督 クリント・イーストウッド
製作 スティーヴン・スピルバーグ
脚本 ポール・ハギス
原作 栗林忠道 『「玉砕総指揮官」の絵手紙』 (小学館文庫)
出演 渡辺 謙 (栗林忠道中将)
    二宮和也(西郷)
    伊原剛志(西竹一中佐)
    加瀬 亮 (清水)
    中村獅童(伊藤中尉)
    裕木奈江(花子)