2019年でヤフブロが終了ということで、引っ越してまいりました。
「ルワンダの涙」(2005年)

1994年にアフリカのルワンダ共和国で起きた悲劇の実話を基に描く
衝撃の問題作。 実際にBBCの報道記者として現地で取材に当たっ
ていたデヴィッド・ベルトンが、実体験からくる深い自責と悔恨をベー
スに原案を共同執筆、凄惨な虐殺を目の当たりにしながらもそれを
くい止めるために行動を起こすことも出来ず ただ静観するのみだっ
た西欧人側の視点から虐殺事件の実態を痛烈に暴き出す。

海外青年協力隊の英語教師としてルワンダにやってきた 英国人青
年ジョー・コナーは、英国ローマン・カトリック教会のクリストファー神
父が運営する公立技術専門学校に赴任する。 ルワンダではフツ族
とツチ族の緊張が高まる中、国連治安維持軍が監視に当たっており、
学校にもベルギー国連軍兵士が駐留していた。 やがてフツ族出身
の大統領が乗る飛行機が撃墜されたのをきっかけにフツ族によるツ
チ族への虐殺が始まった。

以前、アップした「ホテル・ルワンダ」はアフリカ人側から見た“ルワ
ンダ虐殺” について描かれていましたが、これはルワンダで働いて
いた BBCニュースプロデューサーのデヴィッド・ベルトンの経験に
基づいての映画です。というと、白人から見た黒人の他人事の話と
思われがちですが、映画の内容はより衝撃的です!

「ホテル・ルワンダ」では、ホテルに避難してきたツチ族が最終的に
は助かるという結末でしたが、この「ルワンダの涙」では、最後の頼
みの綱であるはずのベルギー軍と一緒に白人は避難し、匿われて
いたツチ族は全員皆殺しになりました…。

それに、原題の「Shooting Dogs」が、また秀逸です。 死者の身体
をついばむ野良犬を狙い撃つ際の国連兵士の行動を指しており、
虐殺の加害者であるフツ族に対して発砲を禁止されている国連の
兵士による犬の射撃は異常な状況の象徴として描かれています。

大虐殺の多くの生存者が、製作班や小さな役を勤めたこともエン
ディングで明らかにされています。

「ルワンダの涙」(2005年)
監督 マイケル・ケイトン=ジョーンズ
脚本 デヴィッド・ウォルステンクロフト
原案 デヴィッド・ベルトン、リチャード・アルウィン
出演 ジョン・ハート        (クリストファー神父)
    ヒュー・ダンシー      (ジョー・コナー)
    クレア=ホープ・アシティ(マリー)
    ドミニク・ホルヴィッツ   (デロン大尉)
    ニコラ・ウォーカー     (レイチェル)
    スティーヴ・トゥーサント (ローランド)
    デヴィッド・ギャージ    (フランシス)

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