2019年でヤフブロが終了ということで、引っ越してまいりました。
「クライマーズ・ハイ」(2008年)

事件当時、 地元紙記者として御巣鷹山日航機墜落事故を取材した作家・
横山秀夫が、自らの体験を基に“世界最大の航空機事故”を最前線で扱
うことになった地方新聞社が異常な昂奮状態に置かれ、社内外で壮絶な
軋轢と葛藤を繰り広げていく狂騒の一週間を極限の臨場感で描き出した
傑作群像小説を映画化。主演は「ALWAYS 三丁目の夕日」の堤真一。
監督は「突入せよ!「あさま山荘」事件」の原田眞人。

1985年8月12日。群馬、北関東新聞の記者・悠木和雅は、出世街道から
外れ一匹狼として行動する遊軍記者。 社内の登山サークル “登ろう会”
の仲間で販売局所属の親友・安西と共に、翌日谷川岳の衝立岩登頂に
挑もうと準備を進めていた。そのさなか、乗員乗客524人を乗せた羽田発
大阪行きの日航機123便が群馬と長野の県境に墜落した模様…、との一
報が入る。

今から4年前、日航ジャンボ機の御巣鷹山への墜落事故からちょうど20
年たった2005年に製作されたNHKの“土曜ドラマ”は 骨太で素晴らしい
出来でした。あまりのクォリティの高さに「何で、今さら映画化?」という声
もあったようですが、この映画も地方新聞社の微妙な人間模様と、突然
飛び込んできた大惨事による緊迫感と緊張感が感じられる なかなかの
力作でしたねぇ~!

ただし、やはり私の個人的な感想では、NHKドラマの方が出来が良かっ
たと思います。映画では雄大な自然の映像や ニュージーランド・ロケに
よる壮大なスケール感など魅力もありましたが、決定的に違うのはキャ
スティングです。主演の堤真一は熱のこもった演技で、文句はないので
すが、出世街道から外れた曲者記者にしては格好良すぎます。やはり
佐藤浩市(ドラマ版)に軍配を挙げたい。

県警キャップの佐山を演じる堺雅人は凄かったです!社会部長の遠藤
憲一も良かったですねぇ。編集局長の中村育二、局次長の蛍雪次郎は
それぞれ大和田伸也、塩見三省と引き分けかな? ただし、決定的に違
うのが伊東販売局長です。ドラマでは綿引勝彦が演じていましたが、映
画では皆川猿時という俳優が演じています。 業界では「新聞はインテリ
が作って、ヤクザが売る」と言われるそうですが、さすがに販売局長はせ
めて“インテリ・ヤクザ”に見えないとマズイでしょう?皆川演じる伊東局
長は只のチンピラにしか見えませんでした。完全にミスキャストでしょう。

それに、 重要な役所である白河社長と安西役もドラマの方が一枚上手
でした。 映画版での山崎努・高嶋政宏も上手でしたが、ドラマ版ではそ
れぞれ杉浦直樹、赤井英和が演じていました。杉浦直樹は出演後、脳
梗塞で入院し、赤井にはご存知のようにボクシングの試合中、急性硬膜
下血腫で意識不明になった過去があります。役に何か“凄み”のような
ものが加わっているように見えました…。

「クライマーズ・ハイ」(2008年)
監督 原田眞人
製作 若杉正明
原作 横山秀夫 『クライマーズ・ハイ』 (文春文庫)
出演 堤 真一   (悠木和雅)
    堺 雅人   (佐山達哉)
    尾野真千子 (玉置千鶴子)
    高嶋政宏  (安西耿一郎)
    遠藤憲一  (等々力庸平)
    蛍雪次朗  (迫村 穣)
    中村育二  (粕谷隆明)
    田口トモロヲ(岸 円治)
    堀部圭亮  (田沢善吉)
    マギー    (吉井弁次郎)
    でんでん  (亀嶋正雄)
    皆川猿時  (伊東康夫)
    野婆麻帆  (黒田美波)
    小澤征悦  (安西燐太郎)
    西田尚美  (安西小百合)
    山崎 努   (白河社長)

ドラマはこちら → http://blogs.yahoo.co.jp/unno1/11858628.html
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