2019年でヤフブロが終了ということで、引っ越してまいりました。
伊坂幸太郎 『オーデュボンの祈り』
伊坂幸太郎 『オーデュボンの祈り』 新潮文庫 660円




[ストーリー]
コンビニ強盗に失敗し逃走していた伊藤は、気付くと見知らぬ島
にいた。江戸以来外界から遮断されていた離島、その“荻島”に
は、妙な人間ばかりが住んでいた。嘘しか言わない画家、「島の
法律として」殺人を許された男、人語を操り「未来が見える」カカ
シ。翌日、カカシが死体となって発見される。未来を見通せるは
ずのカカシは なぜ自分の死を阻止できなかったのか?第五回
新潮ミステリー倶楽部賞を受賞した伝説のデビュー作。

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伊坂幸太郎のデビュー作です!これ以前に、『悪党たちが目に
しみる』という作品があり、サントリーミステリー大賞で“佳作”と
なっていますが、大幅な改訂が行われて『陽気なギャングが地
球を回す』として生まれ変わったのが この3年後になるので正
式にはこれがデビュー作になるんでしょうか…

作者の仙台との係わり、カオス理論に繋がる “神様のレシピ”、
など伊坂作品の定番となっているアイテムは、この作品から生
まれ、その後の作風に受け継がれていきます。またタイトルの、
“オーデュボン”は、北アメリカの鳥類を極めて写実的に描いた
博物画集の傑作『アメリカの鳥類』で知られる、アメリカ合衆国
の画家・鳥類研究家。

このオーデュボンが発見し、後に絶滅したと言われている“リョ
コウバト”の話が、この物語の世界観の構築に大いに役立てら
れています。「未来が見える」カカシ殺人事件(?)を解く、重要
なパズルのピースになっていますよ!

言葉遊びや、タイトルの記号(マーク?)による場面展開、洒脱
な会話、気の利いた警句…など伊坂幸太郎の原点を垣間見る
ことのできる作品です♪
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「サラリーマンNEO Season4」


さて今年も始まりました!「サラリーマンNEO Season4」
毎週日曜の午後11:00~ NHKテレビで絶賛放送中です^^ 

既に12日の開始から3回ほどの放送がありましたが、今回
はレギュラーに麻生祐未、宮崎美子が加入してますね♪

「NEO Express」「テレビサラリーマン体操」など定番
のコンテンツに加え、沢村一樹でお馴染のセクスィー部長
は、「セクスィー名作シリーズ」としてパワーアップ!



新企画として、「実録 社宅の妻たち」「派遣エンジェル」
なども始まっています^^

半年に1度の定番番組となって、週末の楽しみが復活です
ねぇ~♪

「サラリーマンNEO Season4」(2009年4月12日~)
演出 吉田照幸
制作 山田良介
出演 生瀬勝久
   沢村一樹
   田口浩正
   池田鉄洋
   中田有紀
   原 史奈
   麻生祐未
   宮崎美子
「少林少女」(2008年)

「踊る大捜査線」の本広克行監督&亀山千広プロデューサーと
「少林サッカー」のチャウ・シンチーが強力タッグを組み、柴咲コ
ウを主演に迎えて贈る、カンフー・アクション・エンタテインメント。
共演に仲村トオル、江口洋介、岡村隆史。

今は亡き祖父の少林拳道場を継ぐため、中国にある“少林拳武
術学校”で修行していた凛。三千日の厳しい修行を終え、“日本
に少林拳を広めたい” との想いを胸に帰国した彼女を待ってい
たのは廃墟と化した道場だった。 途方に暮れた凛は、ひょんな
ことから国際星館大女子ラクロス部にスカウトされるのだが、そ
の大学の学長・大場雄一郎こそが、道場を潰した張本人だった。

本広&亀山コンビ、柴咲コウ、チャウ・シンチーが組んで、製作
はフジテレビ! これで面白くないはずがないのだけれど、ブロ
ガー仲間では、酷評の嵐です…^^; まあ、TV放送まで待った結
果、ようやく観ることができましたが、確かに劇場で観る程の出
来ではなかったようです。

ただ、フジTVお得意のエンターテインメント路線ではあるし、柴
咲コウ、キティ・チャン(ミンミン役ね!)、 山崎真実などが可愛
いいし、TVで観るならこれもアリかな!?とことんカンフー路線
でいくとか、思い切ったコメディー路線(せっかく99岡村、ティン・
カイマン、ラム・ジーチョンの3人を起用してるのに…)でいくとか、
いずれにしても中途半端は良くありませんねぇ~!


「少林少女」(2008年)
監督 本広克行
製作 亀山千広
原案 チャウ・シンチー
音楽 mihimaruGT 『ギリギリ HERO』
出演 柴咲コウ     (桜沢 凛)
    仲村トオル   (大場雄一郎)
    キティ・チャン  (ミンミン)
    ティン・カイマン (ティン)
    ラム・ジーチョン(ラム)
    山崎真実    (清水真実)
    乙黒えり     (黒岩えり)
    麿 赤児     (少林拳の師匠)
    岡村隆史    (田村龍司)
    江口洋介    (岩井拳児)

「アヒルと鴨のコインロッカー」(2006年)

斬新なプロットと軽妙な文体で若者の圧倒的な支持を集める人
気ミステリー作家・伊坂幸太郎の同名小説を映画化した、切なく
爽やかな青春ミステリー。隣人の奇妙な計画に巻き込まれた青
年が、やがてその真意を知るまでの顛末をミステリアスかつトリ
ッキーに綴る。出演は「鴨川ホルモー」「フィッシュストーリー」の
濱田岳と瑛太。監督は「チーム・バチスタの栄光」の中村義洋。

大学入学のため仙台へと引っ越してきた青年・椎名。ボブ・ディ
ランの『風に吹かれて』を口ずさみながら片付けをしていると隣
人の河崎という、ちょっとミステリアスな青年が声を掛けてくる。
“ディランの声は、神さまの声だ” と語る河崎は、椎名に奇妙な
計画を持ちかける。それは同じアパートのブータン人に広辞苑
をプレゼントするため、本屋を襲うというものだった…。

映画としては出来は悪くなかったとは思います。特に瑛太の(ミ
ステリアス?エキゾチック?ミスマッチ?)な演技はさすがのも
のがありました! ただ、残念なのは、先に原作を読んでしまっ
ていたことです。結末のドンデン返しが分かって見ていると、瑛
太の台詞や雰囲気、存在感も、「実は○○なんだもんね~!」
と思いながらというのが、面白さ半減でした^^;

また、例え結末が分かっていなかったとしても、ネタばらしがち
ょっと早すぎたように思います。原作では最後の最後にすっか
り騙されてチョービックリしたんですが、映画ではちょうど半分
くらいの所だったかな? ネタバレのインパクトで怒涛のエンデ
ィング…というには、残り時間が長すぎたかなぁ~?

こうしてみると、誉めてないように聞こえますが、映画としての
出来は決して悪くなかったですよ!(念のため…)

「アヒルと鴨のコインロッカー」(2006年)
監督 中村義洋
脚本 中村義洋、鈴木謙一
原作 伊坂幸太郎 『アヒルと鴨のコインロッカー』 (創元推理文庫)
音楽 ボブ・ディラン 『風に吹かれて』
出演 瑛太     (河崎)
    濱田 岳  (椎名)
    関めぐみ  (琴美)
    田村圭生  (ドルジ)
    関 暁夫  (江尻)
    キムラ緑子(椎名の母)
    なぎら建壱(椎名の父)
    松田龍平 (謎の男)
    大塚寧々 (麗子)

原作はこちら → http://blogs.yahoo.co.jp/unno1/28584180.html
伊坂幸太郎 『陽気なギャングの日常と襲撃』
伊坂幸太郎 『陽気なギャングの日常と襲撃』 祥伝社ノン・ノベル 880円




[ストーリー]
人間嘘発見器・成瀬が遭遇した刃物男騒動、 演説の達人・響野
は「幻の女」を探し、正確無比な“体内時計”の持ち主・雪子は謎
の招待券の真意を追う。そして天才スリ・久遠は殴打される中年
男に ― 史上最強の天才強盗4人組が巻き込まれたバラバラな
事件。 だが、華麗なる銀行襲撃の裏に突如浮上した「社長令嬢
誘拐事件」と奇妙な連鎖を始め…。 絶品のプロット、会話、伏線
が織りなす軽快サスペンス!伊坂ブームの起爆剤にして、映画
化で話題の「陽気なギャング」ここに待望の続編登場。

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映画化もされた『陽気なギャングが地球を回す』の続編です。役
所勤めの人間嘘発見器・成瀬、喫茶店のマスターであり成瀬の
親友であり祥子の旦那である演説の達人・響野、正確無比な体
内時計を持ちドライブ・テクニックは抜群の雪子、動物をこよなく
愛するフリーター(?)でスリの天才・久遠の4人が、それぞれ別
の事件に巻き込まれる、これが第1章ね♪

第1章が、いわゆる『陽気なギャングの日常』の部分ということに
なりますな! 成瀬は、ビルの屋上で強盗に捕まっている門間を
助ける。 響野は、飲んで記憶を失った藤井の“幻の女”を探す。
雪子は、会社のOL鮎子の元にきた差出人不明のチケットの謎
を探る。久遠は、公園で暴漢に襲われた和田倉を助ける。

そして、この続きの第2章以降は和田倉は門間が目撃していた
強盗の逃走係をやらされそうになってたり、成瀬の部下・大久保
の彼女が誘拐され、その誘拐犯の黒幕に接触するため雪子が
助けた鮎子の彼氏が― とまあ、とんでもなく二重三重に張り巡
らされた人間関係が複雑で…^^

相変わらずの“伊坂節”は健在です!著者自身があとがきで語
っているように、最初は8本の短編でストーリーを構成しようとし
たのですが、途中から修正・加筆して、 第2章以降は長編の体
裁になったようです。ただ、響野編の「飲んで記憶を失った藤井」
は問題解決してないようだし、みなさんも草くんじゃないけど、
くれぐれもお酒にはご注意を…。
「タロットカード殺人事件」(2006年)

ウディ・アレン監督が「マッチポイント」に続いて再びロンドンを
舞台に描く軽妙な犯罪ミステリー・コメディ。アメリカ人女子大
生と三流奇術師の凸凹コンビが、連続殺人事件を捜査するさ
まをユーモラスに描く。主演は「マッチポイント」に続いての起
用となるスカーレット・ヨハンソン、共演にヒュー・ジャックマン。

ブルックリン生まれのサンドラは、ジャーナリスト志望の野心
あふれる女子大生。 休暇でロンドン滞在中の彼女はある日、
観賞していたマジック・ショーの舞台上で、 敏腕記者の亡霊
から、 ロンドンを震撼させている“タロットカード殺人事件”の
真犯人を耳打ちされる…。

ウディ・アレンという人、才能は誰しも認めるところでしょうが、
好き嫌いは意見が分かれるんでしょうねぇ?ただ、一説によ
ると、「監督、脚本、主演の三役をこなして成功することが出
来た映画人はチャールズ・チャップリン、オーソン・ウェルズ、
ウディ・アレンの3人だけだ。」と言われているようです。

アカデミーでは「アニー・ホール」で作品・監督・脚本賞、「ハ
ンナとその姉妹」で脚本賞を受賞!さらにノミネートにいたっ
ては、21回と最多回数です。 もっと凄いことに、起用する俳
優・女優が演技賞を受賞する回数も、ダイアン・キートン、ペ
ネロペ・クルスなど6回、ノミネートは自身も含めて16回!優
秀な映画人であるということは間違いなさそうです^^

さて、この「タロットカード殺人事件」は、ロンドンを舞台にし
たロマンティック・ミステリーで、有名な“ミステリーの女王”
アガサ・クリスティを彷彿とさせるお話です。主演は、監督
が最近“お気に入り”のスカーレット・ヨハンソン♡ 相手役
も、アカデミー受賞式で芸達者ぶりを披露した “イケメン”
ヒュー・ジャックマンと、ツボを押さえたキャスティング。面
白くない訳ないじゃな~い!?

「タロットカード殺人事件」(2006年)
監督 ウディ・アレン
脚本 ウディ・アレン
製作 スティーヴン・テネンバウム
出演 スカーレット・ヨハンソン (サンドラ・プランスキー)
    ヒュー・ジャックマン    (ピーター・ライモン)
    ウディ・アレン       (シド・ウォーターマン)
    イアン・マクシェーン   (ジョー・ストロンベル)
    チャールズ・ダンス    (マルコム氏)
    ロモーラ・ガロイ      (ヴィヴィアン)
    フェネラ・ウールガー   (ジェーン・クック)
    ジュリアン・グローヴァー(ライモン卿)

「誘惑のアフロディーテ」(1995年)

養子縁組をきっかけに巡り合った男と女の奇妙な関係を軸に
愛に迷い、理想を追い、ままならぬ現実と格闘するニューヨー
カーたちの姿を ウイットに富むエピソードを満載にして描いた
ウディ・アレン監督作品。

生まれたばかりのベビーを養子に迎えたワインリブ夫妻。 ル
ックス、 IQ、性格の三拍子揃った息子マックスの成長ぶりに
夫のレニーは鼻高々だったが、 一方で彼らの夫婦仲は崩壊
寸前。その反動から、レニーは息子の実の母親探しに熱中し
始めるが…。

さすが!ウディ・アレン。この映画は凝った作りでした!古代
ギリシャ悲劇の最高傑作として有名な 「オイディプス王」(大
雑把に言うと、男子が父親を殺害し、母と性的関係を持つとい
う悲劇。フロイトが提唱した“エディプス・コンプレックス”の語
源にもなった。)が下敷きになっていて、コロス(古代ギリシャ
の舞踏合唱隊↓)が狂言回しの役まわりになっています。

子供の出生の秘密を軸に構成されたストーリー、ハッピーエ
ンドながら明らかに悲劇が見え隠れする結末。それをホロ苦
いユーモアに仕上げた演出など、随所にアレン特有の語り口
が見受けられる秀作喜劇です。参考までに、題名にあるアフ
ロディーテとは、その美しさに魅せられた神々が皆、彼女を妻
に選んだというギリシア神話の“愛と美の女神”のこと。

ちなみに、マックスの実の母役ミラ・ソルヴィーノはこの作品
でアカデミー最優秀助演女優賞を受賞してます! 「アニー・
ホール」でダイアン・キートン、「ハンナとその姉妹」「ブロード
ウェイと銃弾」でダイアン・ウィースト、 「それでも恋するバル
セロナ」でペネロペ・クルス…。ウディ・アレンって、もしかして
“あげ○ん”?

「誘惑のアフロディーテ」(1995年)
監督 ウディ・アレン
脚本 ウディ・アレン
製作 ロバート・グリーンハット
出演 ウディ・アレン        (レニー・ワインリブ)
    ヘレナ・ボナム=カーター(アマンダ・ワインリブ)
    ミラ・ソルヴィーノ     (リンダ・アッシュ)
    ピーター・ウェラー     (ジェリー・ベンダー)
    マイケル・ラパポート   (ケヴィン)
    クレア・ブルーム      (アマンダの母)
    ジェフリー・カーランド   (オイディプス)
    オリンピア・デュカキス  (ジョカスタ)
    ジャック・ウォーデン    (予言者テレシウス)
    F・マーレー・エイブラハム(コロスの長)

「うた魂(たま)♪」(2008年)

高校の合唱部をテーマに描く夏帆主演の感動青春ストーリー。
自意識過剰だったヒロインが、挫折を経験して“合唱”の真の魅
力に目覚めていく姿をユーモラスかつさわやかに綴る。共演は
ガレッジセールのゴリと薬師丸ひろ子。監督は「タナカヒロシの
すべて」「コラソン de メロン」の田中誠。

北海道のとある町。七浜高校合唱部のソプラノパートリーダー
かすみは、自意識過剰な女の子。自分の歌とルックスに自信
満々の彼女は、イケメン生徒会長から写真のモデルを頼まれ
有頂天に。ところが、歌っている顔を“産卵中のシャケみたい”
と評され、あえなく自信喪失。そんな時、湯の川学院高校のヤ
ンキー合唱団の魂のこもった熱い歌声を聞いたかすみは…。

2004年函館港イルミナシオン映画祭第8回シナリオコンクール
シナリオ大賞受賞作を田中誠監督が映画化したこの作品。脚
本(原案)は悪くないのでしょうが、監督の手腕の問題か、オー
プニングから、なかなかテンポがでなく、 出だしは心配して見
ていました。

しかし、2001年「ウォーターボーイズ」、2004年「スウィングガー
ルズ」、そして2006年「フラガール」と続いた、 “青春を賭けた
スポ根讃歌”シリーズの延長線上にある話なので、知らず知
らずのうちに、最後の合唱シーンでは、まんまと感動させられ
てしまいます…^^

ただ、「ウォーターボーイズ」で妻夫木聡、玉木宏、「スウィン
グガールズ」で上野樹里、貫地谷しほり、 「フラガール」で蒼
井優…と 今や日本映画を背負って立つ人材を輩出したのに
比べると、夏帆とゴリでは全体的に小粒な感じは否めません
でしたね!

追伸:「フラガール」に続いて、主人公を助ける役を演じた徳
永えりは、相変わらす良い感じです♪

「うた魂(たま)♪」(2008年)
監督 田中 誠
脚本 栗原裕光、田中 誠
原作 栗原裕光 『あたしが産卵する日』 (2004年函館港イルミナシオン映画祭第8回シナリオ大賞)
製作 佐藤直樹
音楽 ゴスペラーズ 『青い鳥』
出演 夏帆      (荻野かすみ)
    ゴ リ      (権藤 洋)
    石黒英雄   (牧村純一)
    徳永えり   (野村ミズキ)
    亜希子     (松本 楓)
    岩田さゆり  (青柳レナ)
    ともさかりえ (黒木杏子)
    間 寛平   (荻野知恵蔵)
    ゴスペラーズ (審査委員)
    薬師丸ひろ子(瀬沼裕子)
海堂 尊 『ジェネラル・ルージュの凱旋』
海堂 尊 『ジェネラル・ルージュの凱旋』 上・下 宝島社文庫 各500円





[ストーリー]
桜宮市にある東城大学医学部付属病院に、伝説の歌姫が大量
吐血で緊急入院した頃、不定愁訴外来の万年講師・田口公平の
元には、一通の告発文が届いていた。“将軍(ジェネラル)”の異
名をとる、救命救急センター部長の速水晃一が特定業者と癒着
しているという。そこに、ドジな新人看護師・姫宮と厚生労働省の
“火喰い鳥”白鳥が加わり、さらに複雑な事態に突入していく…。
大人気“田口・白鳥シリーズ”第3弾ついに登場!

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ようやく図書館の順番が回ってきました^^; 映画も公開されたし
当分は海堂フィーバーは続くんでしょうかねぇ~!次回作の「イ
ノセント・ゲリラの祝祭」なんて3桁の待ちが入っているので、い
つになったら順番が来るのやら? それはさておき、待望の “田
口・白鳥シリーズ”第3弾を読んで、心も体もこれでスッキリ!

2作目の『ナイチンゲールの沈黙』は、医療ミステリーとはちょっ
と毛色が違うし、 外伝の『螺鈿迷宮』では舞台が東城大学病院
ではないし…。その点、この『ジェネラル・ルージュ』は、殺人事
件こそ無い(今回の騒動は汚職事件!)ものの、田口先生がバ
リバリの主役だもんねぇ~^^

ただし、不満な点もない訳ではありません。 それは“白鳥の出
番が少ない!”こと。今までのシリーズでも後の半分くらいしか
出てこない展開でしたが、今度は登場も2/3を過ぎたあたりだ
し、出番も極端に少ない (´Д`) =3 その分、速水(=ジェネラル)
が大活躍だからいいんですけどね…。

ただ、最後のラブシーンは読んでて照れませんでしたか?「将
軍のお供はハヤブサにしか務まらない、だろ?」(*⌒∇⌒*)♪

松本清張生誕100年記念作品「駅路」

松本清張生誕100年を記念し、フジTVが珠玉の短編『駅路』をドラマ
化。 およそ30年前に書かれた向田邦子の手による脚本を、『北の国
から』の演出で知られる杉田成道が脚色・演出。主人公の刑事役に
役所広司、事件の鍵を握るヒロインに深津絵里を迎え、とある男の失
踪事件を巡り、捜査に乗り出した刑事と、それを取り巻く様々な人間
模様を描いていく。

昭和63年暮れ、銀行を定年退職した男・小塚が旅行に出かけたまま
消息を絶った。妻・百合子は、ひと月経っても音沙汰が無いことを不
審に思い、警察に捜索を願い出る。担当のベテラン刑事・呼野は、定
年を間近に控えた自分の人生と重ね合わせて捜査にのめり込んで
行くと、“まじめを絵に描いたような男” という貞一のイメージが、少し
ずつほころびを見せ始めた…。

今年は松本清張生誕100年の記念の年に当たるので、各TV局で記
念ドラマや映画の製作が相次いでいます。 今年1月にはTV朝日系
列で「疑惑」(田村正和・沢口靖子)、3月にはTV東京系列で「黒の奔
流」(船越英一郎・星野真里)、4月にフジTV系列で「駅路」(本作品)
そしてトリとしては秋に映画で「ゼロの焦点」(広末涼子主演)の公開
が決まっているそうです^^

この 「駅路」は、定年退職後の石坂浩二と深津絵里との逃避行とい
うアリそうで無い(無さそうでアル?)話が中心ですが、 主演の役所
広司の演技が良かったです! 特に、小塚宅に飾ってあったゴーギ
ャンに自分を重ねて、 老後・定年後を思い描くシーンでの役所の姿
は、あまりにもゴーギャンの自画像にソックリで笑いと哀愁を誘いま
した。向田脚本、杉田演出とも合わせて、手が込んでいることを感じ
させられるドラマでした♪

松本清張生誕100年記念作品「駅路」(2009年4月11日)
監督 杉田成道
原作 松本清張 『駅路』 (新潮文庫)
脚本 向田邦子
出演 役所広司 (呼野刑事)
    深津絵里 (福村慶子)
    木村多江 (福村よし子)
    高岡蒼甫 (山崎辰夫)
    北川弘美 (呼野優子)
    根岸季衣 (呼野三枝)
    大口兼悟 (北尾刑事)
    石坂浩二 (小塚貞一)
    十朱幸代 (小塚百合子)