2019年でヤフブロが終了ということで、引っ越してまいりました。
真保裕一 『アンダルシア』
真保裕一 『アンダルシア』 講談社 1,680円
 

 
[ストーリー]
ヨーロッパの小国・アンドラで殺人事件発生。外務省邦人
保護担当の黒田は、アンドラからのSOSを受けてスペイン・
バルセロナから現地に向かい、一人の日本人女性と出会
う。 彼女は何者なのか。ふくれあがる疑念とともに、黒田
にも危険が迫る。 外交官は、どこまで捜査にかかわれる
のか。 自身のアイデンティティまで問われかねないぎりぎ
りの状況を切り開いていく黒田だが、そこには巧妙な罠が
張り巡らされていた。「外交官黒田康作」シリーズ第3弾。
 
***********************************************
 
真保裕一作品は、 『アマルフィ』 『天使の報酬』に続いて
3作目ですが、 原作レベルだと本作が一番面白かったで
す。アンドラから黒田に助けを求めた謎の女性
彼女は
バツイチ、子持ちの銀行員。しかも、離婚後、養育権を失
った我が子を取り戻そうとしていた。時を同じくして、アン
ドラ国内では、自殺とも他殺とも事故死ともとれる遺体が
発見される…。
 
この殺人事件と、アンドラ、フランス、スペインにまたがる
情報スパイ合戦など警察、外務省、ICPO(インターポー
ル)らがあいまみえて組んず解れつ…
  今までで一番

ミステリーっぽくて、 ちゃんと最後に完結しているのも
(黒田康作シリーズでは)初めてかもしれない
 ただ
画ではヒロイン役を黒木メイサが演じてるんだけど、やは
りキャラは大幅変更だったのかしらねぇ~
 
この映画版『アンダルシア』のサブタイトルは
【女神の
復】。映画版第一作『アマルフィ
【女神の報酬】
TVドラマ
【天
使の報酬】、 次回作は当然
【天使
復】になるんですかね…
「アデル/ファラオと復活の秘薬」(2010年)

 
漫画家タルディ によるフランスで人気のコミックス・シ
リーズをリュック・ベッソン監督が映画化したヒロイン・
アドベンチャー。アデルを演じたルイーズ・ブルゴワン
は、テレビ番組にて“ミス天気予報”として人気を博し
た若手女優。共演には、「潜水服は蝶の夢を見る」
マチュー・アマルリック。
 
1911年。 世界の不思議と秘宝を追う女性ジャーナリ
ストアデルは最愛の妹の命を救うため、古代エジ
トの“復活の秘薬”を求めてエジプトへとやって来る。
やがて、カギを握るラムセス2世に仕えた医師のミイ
ラに辿り着くが、 宿敵のデュールヴーに行く手を阻ま
れてしまう。同じ頃、パリでは謎の怪鳥が現われ
々を恐怖に陥れていた…。
 

 
これも公開当時話題になってたけど、観るチャンスが
なく、気になっていた作品でした。 ただ観る前の予
想には反してコメデ映画だとはね…
 「ハムナプト
ラ」のフランス版とか 「インディ・ジョーンズ」の女性版
のように考えていたんだけど、結果は“笑えないコメ
ディ”でしたね
  まあ、原作が漫画だから仕方ない
だけど…。
 
主演のアデル役 ルイーズ・ブルゴワンは仏モナコ
TVで“コスプレお天気お姉さん”として有名だそうで、
本作でも9種類の
衣装
を着こなしたというこ
です。 日本にも杉崎美香、高樹千佳子、小林真央、
皆藤愛子…など、いろいろといそうです

らしい勝気の美女
 途中、妹の姿に多少ビビ
たけど、入浴シーンの“サービス”まで…
 

 
次回作があるかどうかは分からないけど(Titanic

意味深)、 目を離せない女優がまた一人誕生
したといえるでしょう
 
 
「アデル/ファラオと復活の秘薬」(2010年)
監督 リュック・ベッソン
製作 ヴィルジニー・ベッソン=シラ
原作 ジャック・タルディ
脚本 リュック・ベッソン
撮影 ティエリー・アルボガスト
音楽 エリック・セラ
出演 ルイーズ・ブルゴワン   (アデル・ブラン=セック)
    マチュー・アマルリック   (デュールヴー)
    ジル・ルルージュ      (カポニ警部)
    フィリップ・ナオン      (メナール教授)
    ニコラ・ジロー       (アンドレイ・ズボロフスキー)
    ジャッキー・ネルセシアン(エスぺランデュー教授)
    ジャン=ポール・ルーヴ  (ジュスタン・ド・サン=ユベール)
    ロール・ド・クレルモン   (アガット・ブラン=セック)
 

「アーサーと魔王マルタザールの逆襲」(2009年)

 
リュック・ベッソン監督が、自身のベストセラー児童書を
実写とCGアニメで映画化する全3部作のファンタジー・
アドベンチャー第2弾。 前作で魔王マルタザールからミ
ニモイの国と王女セレニアを救ったアーサーが、再び彼
らの危機に直面し、ミニモイの国に身を投じる。 主演は
のフレディ・ハイモア。
 
ミニモイ族を存亡の危機から救ったアーサー。 彼は10
目の満月の夜にミニモイの国への扉が開き王女セ
レニアや仲間たちと再会できることを楽しみにしていた。
そんなある日一匹のクモが“助けて”と書かれた米粒
を彼に届ける。 ミニモイの国が、再び危機にさらされて
いることを知たアーサーは、宿敵マルタザールを倒し、
ミニモイを救うため、再び立ち上がる…。
 

 
いや~
 しかし、どうなんだろうね…
 前作「アーサ
とミニモイの不思議な国」は、確かに楽しかったんだ
よねぇ
 でも、この2作目はちょっと楽しめないな~。
まず、本当にエンデングが
ツリと切れている所。
「スター・ウォーズ」の2作目(帝国の逆襲)も途中ブツ
切れだけど、一応ルークが助かり、手首を治療(修理)
するという“一段落”がついてました。この作品の突然
はちょっとイタダケナイ…。
 
次に、キャストがしょぼい
 マドンナがセレナ・ゴメス
に、ロバート・デ・ニーロがデイヴィッド・ガスマンに、デ
ヴィッド・ボウイがルー・リードに…。よほど製作費をケ
チったのかな
 こりゃー、3部作の3作目に期待する
しかないですな~
 ちなみに、日本語吹き替えキャ
ストも戸田恵梨香、えなりかずきらが降板しています。
なんでですかねぇ~
 

 
 
「アーサーと魔王マルタザールの逆襲」(2009年)
監督 リュック・ベッソン
製作 リュック・ベッソン、エマニュエル・ブレヴォスト
原作 リュック・ベッソン 『アーサーと魔王マルタザールの逆襲』
原案 セリーヌ・ガルシア
脚本 リュック・ベッソン
撮影 ティエリー・アルボガスト
音楽 エリック・セラ
出演 フレディ・ハイモア    (アーサー)
    ミア・ファロー      (おばあちゃん)
    ロナルド・クロフォード (おじいちゃん)
    ペニー・バルフォー   (ママ)
    ロバート・スタントン   (パパ)
    スヌープ・ドッグ      (マックス)
    ファーギー          (リプレイ)
    ルー・リード        (マルタザール)
    ジミー・ファロン      (ベタメッシュ)
    セレナ・ゴメス      (セレニア)
    デイヴィッド・ガスマン (国王)
 

「アンダーワールド:ビギンズ」(2009年)

 
果てしない死闘を繰り広げる ヴァンパイア(吸血鬼族)
とライカン(狼男族)の起源へ迫るゴシックホラー・アク
ションのシリーズ第3弾。前2作から時代を遡り、元祖
は同一ながら、派生後に激しく対立することとなった二
つの種族の誕生秘話を描く。主演は「クィーン」「フロス
ト×ニクソン」のマイケル・シーン。監督は、前作でプロ
ダクションデザインを手掛け、本作で長編初メガホンの
パトリック・タトポロス。
 
遥か1000年以上も昔不老不死の祖・コルヴィナスの
双子の兄弟マーカスとウィリアムによって、ヴァンパイ
ア族と狼男族が誕生した。 以来、知力、体力、政治力
で勝るヴァンパイア族が狼男族を支配してきた。 だが
やがて、狼男族にルシアンが誕生すると、この均衡が
崩れる。彼は人間から獣、獣から人間へと、自在に姿
を変える新たな種族 “ライカン” だったのだ。ヴァンパ
イア族の長老ビクターは、それでもライカンたちを奴隷
として冷遇し続けるのだが…。
 

 
ヴァンパイアとライカン(狼男)とのハーフ(温血の)特
異な
DNAを持つ吸血族セリーンの物語の第3弾
最近の流行りで、続編ではなくその
物語のルーツ
に遡る設定になっています。がしかし、やはり絶世の
美貌
と 無敵の強さ
を誇るケイト・ベッキンセール
が出演しないのが痛い
 
これは、「ハムナプトラ3」にレイチェル・ワイズが出演
しないくらい致命的ですな~
ただ、救いはちゃんと
現在公開中の最新作には復帰しているので、 まずは
一安心
話の内容としては、悪くなかったんだけど、
やっぱりセリーン(ケイト)のいない「アンダーワールド」
なんて、クリープのない
コーヒーのようです
 

 
 
「アンダーワールド:ビギンズ」(2009年)
監督 パトリック・タトポロス
製作 トム・ローゼンバーグ、ゲイリー・ルチェルッシ、レン・ワイズマン 他
原案 レン・ワイズマン、ロバート・オー、ダニー・マクブライド
脚本 ダニー・マクブライド、ダーク・ブラックマン、ハワード・マケイン
撮影 ロス・エメリー
音楽 ポール・ハスリンジャー
出演 マイケル・シーン           (ルシアン)
    ビル・ナイ               (ビクター)
    ローナ・ミトラ            (ソーニャ)
    ステーヴン・マッキントッシュ (タニス)
    ケヴィン・グレイヴォー      (レイズ)
    シェーン・ブローリー       (クレイヴン)
    ケイト・ベッキンセール      (セリーン)
 

誉田哲也 『ドルチェ』
誉田哲也 『ドルチェ』 新潮社 1,470円
 

 
[ストーリー]
彼女が捜査一課に戻らない理由。 それは人が殺さ
れて始まる捜査より誰かが死ぬ前の事件に係わり
たい…警視庁本部への復帰の誘いを断り続け所轄
を渡って10年が過ぎた。 組織内でも人生でも、なぜ
少しだけわき道を歩いてしまう女刑事、魚住久江が主
人公の全6編。
 
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誉田哲也氏のミステリー小説は、女性刑事(主人公)
が似合う
これには、誰も異論のないところでしょう。
『ジウ』の三咲と基子、『ストロベリーナイト』の姫川玲
子。でも、この新シリーズ(ですよね…
)『ドルチェ』
の魚住久江は、これまでの主人公とは一味も二味も
違います
 
姫川玲子のような若くして本庁捜査一課の班長
性の犯人予知の能力 を持っているでもなく、伊崎基
子のように SAT第一小隊班長、 天下無敵の格闘女
王でもない。
所轄(練馬署)の強行犯捜査係、
42
歳独身、少しポリ系で今どき
喫煙者…。この
うな、どこにでもいそうな“庶民派”刑事なのです。
 
そんな久江は、昔の仲間に本庁捜一への復帰を打
されているのだが、拒み続けている。 それは、“人
死んでしまってからする仕事”より “生きている人
係わりたい”という気持ちから…。あなたも、こんな
刑事の活躍を読んでみたくなったでしょう
誉田
さん、次回作ありますよねぇ…
アカデミー最多受賞記録あれこれ
昨日の日本アカデミー賞の記事でアカデミーについて色々と調
べてみたので、その関係の記事をもう一本アップします
本家米国のアカデミー賞最多記録について。
 

 
[作品受賞部門]
11部門 『ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還(2003年)』
【作品賞】【監督賞】【脚色賞】【作曲賞】【歌曲賞】【美術賞】【衣裳デザイン賞】【メイクアップ賞】【視覚効果賞】【音響賞編集】【編集賞】
 
11部門 『タイタニック(1997年)』
【作品賞】【監督賞】【撮影賞】【作曲賞】【歌曲賞】【美術賞】【衣装デザイン賞】【視覚効果賞】【音響効果賞】【音響賞編集】【編集賞】

11部門 『ベン・ハー(1959年)』
【作品賞】【主演男優賞】【助演男優賞】【監督賞】【撮影賞】【作曲賞】【美術賞】【衣装デザイン賞】【視覚効果賞】【音響賞】【編集賞】
 
10部門 『ウェスト・サイド物語(1961年)』
【作品賞】【助主演男優賞】【助演女優賞】【監督賞】【撮影賞】【作曲賞】【美術賞】【衣装デザイン賞】【音響賞】【編集賞】
 
ちなみに9部門受賞は『イングリッシュ・ペイシェント(1996年)』と、
『恋の手ほどき(1958年)』の2作品。8部門になると『マイ・フェア・
レディ (1964年)』『波止場(1954年)』『地上より永遠に(1953年)』
『風と共に去りぬ(1939年)』と、歴代の名作が並ぶ。
 
 
[個人受賞部門]
個人最多受賞:ウォルト・ディズニー26回(短編アニメ賞12回、短編二巻賞5回、長編ドキュメンタリー賞2回、短編ドキュメンタリー賞2回、短編実写賞1回、名誉賞3回、特別賞1回)
 
監督賞最多受賞:ジョン・フォード4回(『男の敵』『怒りの葡萄』『わが谷は緑なりき』『静かなる男』)
 
主演賞最多受賞:キャサリン・ヘップバーン4回(『勝利の朝』『招かざる客』『冬のライオン』『黄昏』)
 
個人最多は
ウォルト・ディズニーの26回受賞。さすがにこの人
に敵う人は出てこないでしょう
  監督賞次点は、3回のフランク・
キャプラ、ウィリアム・ワイラーの2人。現役では、オリヴァー・ストー
ン『プラトーン』『7月4日に生まれて』、スティーヴン・スピルバーグ
『シンドラーのリスト』『プライベート・ライアン』、クリント・イーストウ
ッド『許されざる者』『ミリオンダラー・ベイビー』の3人が2回獲得し
ているのでジョン・フォード超えの可能性あり
 
演技賞の次点は、 主演助演合わせて3回受賞のイングリッド・バ
ーグマン『ガス燈(主演)』『追想(主演)』『オリエント急行殺人事
件(助演)』と、ジャック・ニコルソン『カッコーの巣の上で(主演)』
『愛と追憶の日々(助演)』『恋愛小説家(主演)』、そして今年度
賞したメリル・ストリプ『クレイマー、クレイマー(助演)』『ソフ
ィー選択(主演)』『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙(主演)』
3人
 
なお主演賞2回受賞の現役組には、[男優賞]ダスティン・ホフ
ン、トム・ハンクス、ダニエル・デイ=ルイス、ショーン・ペン。[女
優賞]サリー・フィールド、ジョディ・フォスター、ヒラリー・スワンク
など層々たるメンバーが控えている。
第34回日本アカデミー賞の記録
今年の35回日本アカデミー賞の記事をアップしましたが、調
べてみると昨年34回の受賞記事だけをアップしていない(昨
年は色々なことがありましたね…)ことに気付いたので一年
遅れながら記録のためにアップしておきます。
 

 
【最優秀作品賞】『告白』(東宝/博報堂DYメディアパートナーズ/フェイス・ワンダワークス/リクリ/双葉社/ 日本出版販売/ソニー・ミュージックエンタテインメント/Yahoo!JAPAN/TSUTAYAグループ)
【最優秀監督賞】中島哲也『告白

【最優秀主演男優賞】妻夫木聡『悪人』
【最優秀主演女優賞】深津絵里『悪人』
【最優秀助演男優賞】柄本  明『悪人』
【最優秀助演女優賞】樹木希林『悪人』
【最優秀脚本賞】中島哲也『告白』
【最優秀美術賞】林田裕至『十三人の刺客』
【最優秀撮影賞】北  信康『十三人の刺客』
【最優秀照明賞】渡部  嘉『十三人の刺客』
【最優秀録音賞】中村  淳『十三人の刺客』
【最優秀編集賞】小池義幸『告白』
【最優秀音楽賞】久石  譲『悪人』
【最優秀外国作品賞】『アバター』
【最優秀アニメーション作品賞】『借りぐらしのアリエッティ』(スタジオジブリ/日本テレビ/電通/博報堂DYMP/ディズニー/三菱商事/東宝/ワイルドバンチ)
 
 
昨年は、 『告白』と『悪人』という日本映画史に残る2大
の年でしたね。 技術部門での 『十三人の刺客』の健闘も
りました
 
今年の『八日目の蝉』は10部門独占受賞しましたが、
後に日本アカデミー賞の独占記録を記します。
 
2011年『八日目の蝉』(日活/松竹/アミューズ/博報堂DYM/読売新聞社/中央公論新社
10部門:作品、監督、主演女優、助演女優、脚本、音楽、撮影、照明、録音、編集
 
2008年『おくりびと』(松竹/アミューズ/電通/TBS/毎日放送/朝日新聞社)
10部門作品、監督、主演男優、助演男優、助演女優、脚本、撮影、照明、録音、編集
 
2005年『ALWAYS 三丁目の夕日』(東宝/日本テレビ/読売新聞社/小学館/電通/讀賣テレビ
12部門:作品、監督、主演男優、助演男優、助演女優、脚本、美術、撮影、照明、録音、編集、音楽(主演女優賞の小雪のみ受賞を逃す)
 
2002年『たそがれ清兵衛』(松竹/日本テレビ/博報堂/住友商事/日本出版販売)
12部門:作品、監督、主演男優、主演女優、助演男優、脚本、美術、撮影、照明、録音、編集、音楽(助演女優賞の岸惠子のみ受賞を逃す)
 
1996年『Shall We ダンス?』(大映/日本テレビ/博報堂/日本出版販売)
13部門:作品、監督、主演男優、主演女優、助演男優、助演女優、脚本、美術、撮影、照明、録音、編集、音楽(実写版日本映画の全部門で受賞)
第35回日本アカデミー賞決まる!
第35回日本アカデミー賞の各賞が3月2日発表されました。
 

 
最優秀受賞者と作品は以下のとおり。
 
【最優秀作品賞】『八日目の蝉』(日活/松竹/アミューズソフトエンタテインメント/博報堂DYメディアパートナーズ/ソニー・ミュージック エンタテインメント/Yahoo! JAPAN/読売新聞/中央公論新社
【最優秀監督賞】成島 出『八日目の蝉』
【最優秀主演男優賞】原田芳雄『大鹿村騒動記』
【最優秀主演女優賞】井上真央『八日目の蝉』
【最優秀助演男優賞】でんでん『冷たい熱帯魚』
【最優秀助演女優賞】永作博美『八日目の蝉』
【最優秀脚本賞】奥寺佐渡子『八日目の蝉』
【最優秀美術賞】西岡善信、原田哲男『最後の忠臣蔵』
【最優秀撮影賞】藤澤順一『八日目の蝉』
【最優秀照明賞】金沢正夫『八日目の蝉』
【最優秀録音賞】藤本賢一『八日目の蝉』
【最優秀編集賞】三條知生『八日目の蝉』
【最優秀音楽賞】安川午朗『八日目の蝉』
【最優秀外国作品賞】『英国王のスピーチ』
【最優秀アニメーション作品賞】『コクリコ坂から』(スタジオジブリ/日本テレビ放送網/電通/博報堂DYメディアパートナーズ/ウォルト・ディズニー・ジャパン/ディーライツ/東宝)
 
 
やはりというか、残念なことにというか… 『八日目の蝉』が作品・
監督・主演女優・助演女優など、計10部門の受賞です。 決して
い作品ではないのだけれど、“日本テレビ&読売新聞社”カ
の強結果は…どうなんですかね
 
賞を逃がした『ステキな金縛り』はフジテレビだし、『探偵はBAR
にいる』はテレビ日、『大鹿村騒動記』は関西テレビの製作…。
ニメーショ作品賞の『コリコ坂から』も含め、あまりにもえこひ
きが過ぎるとねぇ~
 
賞の権威としても、どうなのかな…
とはいえ受賞者のみなさ
んおめでとうございます。 特に『冷たい熱帯魚』のでんでんの受
賞は素直に嬉しい
「名もなきアフリカの地で」(2001年)

 
「ビヨンド・サイレンス」「点子ちゃんとアントン」のカロリーヌ・
リンク監督が、シュテファニー・ツヴァイクの自伝的小説を映
画化した家族の愛の物語。 ナチスの迫害を逃れアフリカに
移住したユダヤ人一家が全く異なる文化の中で一度は
れかけた家族の絆を再び取り戻していくまでを真摯に見つ
めた感動作。 2002年度のアカデミー最優秀外国語映画賞
を受賞。
 
1938年4月、 少女レギーナと母イエッテルはナチスの迫害
を逃れるため 故郷のドイツを後にし、先にケニアに渡って
た父ヴァルターのいるロンガイの農場へとやってきた。
ツでは弁護士をしていたヴルターもここでは農場で働く
介の労働者。予想を超える過酷な生活に お嬢様育ちのイ
エッテルは耐えられず弱音を吐いてばかり。 そんな母を尻
目に、 レギーナは料理人のオウアやケニアの子どもたちと
すぐに仲良くなりアフリカの大地でたくましく成長していく。
 

 
今週月曜日(日本時間)にアカデミー賞の授賞式が行われ
ましたが、最近気になっているのがアカデミー外国語映画
賞受賞作品
2008年度
「おくりびと」受賞以来チャン
あれば観るようにしていますが名作、秀作が多いですね
下記の表にあるように、 直近のもの以外はほとんど観て
たのですが、この2002年度「名もなきアフリカの地で」のみ
でしたが、ようやく観ることが出来ました
 
特に外国語映画賞は、
戦争を題材にしたものが多く、こ
作品も第二次世界大戦のナチスドイツ
と、ユダヤ人の
問題がテーマです。 夫は弁護士、 妻は上流階級、 娘は聡
明、絵に描いたような幸せな家族がナチスのユダ人迫
害によって アフリカに逃げざるを得なくなります。 アフリカ
に馴染み宗主国
イギリスの軍隊に入る夫取り
残さ
妻は迷走し、娘は全寮制の学校に入れられる。
 

 
それぞれが悩みを抱え幸せを模索する。やはり戦は悲
惨だな…と、観ているこちらも気持ちが荒んでいきすが、
希望あるラストシーンには救われます。 機会があれば、
観ていただきたい作品の一つです
 
 
「名もなきアフリカの地で」(2001年)
監督 カロリーヌ・リンク
製作 ベルント・アイヒンガー、ペーター・ヘルマン、ミヒャエル・ウェバー
原作 シュテファニー・ツヴァイク
脚本 カロリーヌ・リンク
音楽 ニキ・ライザー
出演 ユリアーネ・ケーラー  (イエッテル・レドリッヒ)
    メラーブ・ニニッゼ   (ヴァルター・レドリッヒ)
    レア・クルカ       (レギーナ・レドリッヒ:幼年)
    カロリーネ・エケルツ  (レギーナ・レドリッヒ:10代)
    シデーデ・オンユーロ (オウア)
    マティアス・ハビッヒ  (ジュスキント)
 

 
アカデミー外国語映画賞受賞作品の歴史(近年)
★1999年(72回)『オール・アバウト・マイ・マザー』 スペイン
☆2000年(73回)『グリーン・デスティニー』 台湾
★2001年(74回)『ノー・マンズ・ランド』 ボスニア・ヘルツェゴビナ
★2002年(75回)『名もなきアフリカの地で』 ドイツ
★2003年(76回)『みなさん、さようなら』 カナダ
★2004年(77回)『海を飛ぶ夢』 スペイン
★2005年(78回)『ツォツィ』 南アフリカ共和国
★2006年(79回)『善き人のためのソナタ』 ドイツ
★2007年(80回)『ヒトラーの贋札』 オーストリア
★2008年(81回)『おくりびと』 日本/滝田洋二郎
  2009年(82回)『瞳の奥の秘密』 アルゼンチン
  2010年(83回)『未来を生きる君たちへ』 デンマーク
  2011年(84回)『別離』 イラン
☆は鑑賞済み、★はブログアップ済み、無印は未見。