今週の前半までは、まだまだ気温が低い状態が続
ところでしょうか。
まず公園の入り口では、シダレザクラが迎えてくれ
ています。 石のオブジェ、桜まつりの提灯、青空が
無血開城を実現させた立役者です。
しばらく進むと、ヨウコウの見所があります。 ソメイ
ヨシノよりも濃いピンク色が、外国人には人気が高
て花見とくつろぐ人たちがいます。こちらは、ファミリ
ー層に人気のようです。
中央の並木道沿いは、典型的な酒盛りお花見会の
定番スポット。 あまりの混雑で渋滞が発生しており、
との時間で行ってきたので、写真はこの程度で終
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第二次大戦前夜、 “魔王” の異名を持つ元スパイが設立し
た秘密組織“D機関”の暗躍を描いた、人気作家・柳広司の
同名連作短編集を、「SR サイタマノラッパー」「日々ロック」
の入江悠監督で映画化したスパイ・アクション。 主演は「映
画 妖怪人間ベム」の亀梨和也。 共演には伊勢谷友介、深
田恭子、小沢征悦、小出恵介。
上官の命令に背いて 軍法会議で死刑を宣告された青年は、
結城と名乗る謎の男に助けられる。 結城の目的は、彼が設
立したスパイ養成学校 “D機関” に青年をスカウトすること
だった。 青年は過酷な訓練を経て、 やがて“嘉藤”という名
を与えられると、ついに初めてのミッションを命じられる。 そ
れは、国際都市 “魔の都” に駐在する米国大使が隠し持つ
世界を揺るがす機密文書“ブラックノート”を奪い取れという
ものだったが…。
私、この柳広司さんの原作シリーズ好きなんですよね。『ジ
『ラスト・ワルツ』。もちろん主役は“魔王”こと結城陸軍中佐。
ところが、この映画化に当たっては…主役は結城の部下の
うがないのでしょうが…これが作品の雰囲気をガラッと変え
この主役の嘉藤くんが、からっきしダメダメで、深キョン演じ
映画は、“D機関”ではなく、“ルパン三世”なんだと…亀梨が
大介で、山本浩司が五右衛門で、渋川清彦が銭形のとっつ
「ジョーカー・ゲーム」(2014年)
監督 入江 悠
製作 中山良夫、市川 南、藤尾ジュリー・K、薮下維也、井上伸一郎 他
原作 柳 広司 『ジョーカー・ゲーム』 (角川書店)
脚本 渡辺雄介
撮影 柳島克己
出演 亀梨和也 (嘉藤次郎)
深田恭子 (リン)
小出恵介 (三好)
山本浩司 (小田切)
渋川清彦 (実井)
田口浩正 (矢島中佐)
光石 研 (笹原大佐)
嶋田久作 (武野大佐)
小澤征悦 (神永)
伊勢谷友介 (結城中佐)
海堂 尊 『スカラムーシュ・ムーン』 (新潮社) 1,728円
[作品紹介]
僕は、日本という国家を治療したい――海堂サーガ、遂
の街を新たな危機が襲った。 霞が関の陰謀を察知した
医療界の大ぼら吹き(スカラムーシュ)・彦根新吾は壮大
な勝負を挑むべく、欧州へ旅立っていく。浪速を、そして
**********************************************
“業界の大ぼら吹き”“医療界の嫌われ者”彦根慎吾・浪
速大学特任教授にして、東城大Aiセンター副センター長、
房総救命救急センター診断課病理医、村雨弘樹浪速府
知事特別相談役が主役の物語です。 と同時に、加賀大
学大学院生3人の物語も、同時並行的に進行するので、
読みなれている海堂ワールドのはずが…結構時間がか
単行本409ぺージの上下2段組みですから、文字数も相
当多かったしね。 まあなにはともあれ、これで海堂ワール
最終章に相応しく、冒頭の寓話は海堂さんが常日頃から
提唱している医学への矛盾。文無し、空腹の旅人が死に
宿と食事を断った店主は 無罪になり、診療と薬を拒否し
た医者だけが斬首されるという不条理を描いています。
この物語でも、大ぼら吹き(スカラムーシュ)は“日本三分
の計”とかいう大望・幻想を抱いて、浪速府知事を巻き込
んで 日本を大騒動に巻き込みます。その浪速府知事は、
丸ごと橋下 徹大阪府知事、後の大阪市長がモデルです
打って出ようとするんですから…。 しかし結局、 この企み
石原慎太郎をほうふつとさせるロートル(老害)政治家も
とともに、築地界隈をお散歩しました♪
インド様式の美しい寺院ですが…れっきとした京都西本
願寺の別院。当時の、東京帝国大学工学部名誉教授・
今年の11月に豊洲に移転することが決まっているので、
この姿を見られるのも、今のうちですね…。 1935年から
こちらは、仲買人でなくとも誰でも買い物が出来る築地
最近は 中国・韓国・タイ・フィリピンなどのアジア系の外
場内市場が移転するのに合わせて、新たな施設も建設
卸業者約60店舗が出店し、豊洲移転直前の10月15日
にはオープン予定だそうです。
大』 『大和寿司』など、有名店は数あれど、隠れた名店
店構えといい、“元祖”感が漂います。
芥川賞・直木賞の選考が行われることでも有名な 料亭
めでとうございます。
最後に、築地に“バベルの塔”のような異様に巨大な建
病院』、通称:築地がんセンターです。
昨日の真冬のような気候から一転、 今日は春らしい
陽気になりました♪ ただ、私のまわりは開花が遅い
ようで、ソメイヨシノはまだまだのようです…
ということで、今年の花便りはヨウコウ(陽光桜)でス
また、違う場所では、そのピンクの色合いも微妙に違
そしてこちらは、桜ではないけれど、また可愛いピン
クの花を咲かせているシデコブシ。この、淡い桜色も
東京は桜も咲いて春を迎えた昨日までと一気に変わり、今
日は肌寒い冬に 季節が逆戻りしてしまいました。そしてつ
仕事で、北海道旭川の空港に着いた井之頭五郎は、「独酌
三四郎」という看板を見つけ、入ってみる。女将(床嶋佳子)
にメニューを渡されるとじっくりと見て、新子焼き、玉子焼き、
手造りつけ物にご飯、きのこ汁にとうきび茶を注文した…。
翌日、一仕事を終え、店を捜し始めた五郎は路地を曲がっ
たところに「自由軒」という看板を見つけ、入ってみる。 メニ
ューを見て、“味噌汁ライス”なるものが気になり注文。 さら
にカニクリームコロッケ、ホッケフライも頼む…。
しょうかね。 札幌の方が、選択肢が多かったような気がする
おまけ:この放送後…旭川の「自由軒」では、孤独のグルメ
「孤独のグルメ」お正月スぺシャル真冬の北海道・旭川出張編 (2016年1月1日)
原作 作:久住昌之、画:谷口ジロー 『孤独のグルメ』 (扶桑社)
脚本 田口佳宏
演出 溝口憲司
出演 松重 豊 (井之頭五郎)
床嶋佳子 (独酌 三四郎の女将)
森崎博之 (近藤染工場・阿部専務)
本田博太郎 (自由軒のマスター)
西原亜希 (自由軒の店員)
大の大人たちが お酒で失敗した末、 とんでもないトラブルを
巻き起こすドタバタ騒動劇を描き、 空前の大ヒットとなった痛
快コメディ・シリーズの第3弾にして完結編。 いつものおバカ
3人組が、彼らと因縁浅からぬ “ミスター・チャウ” のせいで
ギャング同士のトラブルに巻き込まれ 窮地に陥るさまを、ダ
イナミックな笑いで綴る。 出演はブラッドリー・クーパー、エド・
ヘルムズ、ザック・ガリフィナーキス、ジャスティン・バーサらの
レギュラー・メンバーに加え、ジョン・グッドマン、メリッサ・マッ
カーシーが新参加。監督も引き続きトッド・フィリップス。
問題児アランの奇行は止まるところを知らず、ついに父親が
ショックのあまり他界。 もはや面倒を見きれなくなった義兄の
ダグは、フィルと ステュに手伝ってもらい、アランを施設へ収
容することに。 ところが、その道中で大物ギャングのマーシャ
ルに襲われる。 マーシャルはダグを人質に取り、助けてほし
ければ金を盗んだチャウを捜し出せと命じる。 なんで自分た
ちがといぶかるフィルたちだったが、アランの携帯にはしっか
りとチャウからのメールが。 またもやアランのせいでトラブル
を背負い込むハメになったフィルとステュだったが…。
ついにというか、ようやくハングオーバー・シリーズの完結編
ネリ化といえるでしょう。 ハチャメチャにやってるんだけど、1
作目、2作目で少々飽きちゃった感は否めません。
また、もう一つの理由は…今までのパターンを踏襲していな
いこと。タイトルが“ハングオーバー”(二日酔い)だけあって、
オープニングは結婚式の前夜祭でブッ飛んだ主人公たちが
記憶を無くし、トラブルに巻き込まれるのが“お決まり”だった
はずなのに、3作目でその掟が破られました。盗まれた金塊
を取り戻すために“ミスター・チャウ”を追いかけるというあら
最後の最後に“アランが結婚”することになり、おまけのシー
「ハングオーバー!!! 最後の反省会」(2013年)
監督 トッド・フィリップス
製作 トッド・フィリップス、ダン・ゴールドバーグ
脚本 トッド・フィリップス、クレイグ・メイジン
撮影 ローレンス・シャー
音楽 クリストフ・ベック
出演 ブラッドリー・クーパー (フィル・ウィネック)
エド・ヘルムズ (スチュアート・プライス)
ザック・ガリフィナーキス(アラン・ガーナー)
ジャスティン・バーサ (ダグ・ビリングス)
ケン・チョン (レスリー・チャウ)
ヘザー・グレアム (ジェイド)
メリッサ・マッカーシー (キャシー)
ジェフリー・タンバー (シド・ガーナー)
ソンドラ・カリー (リンダ)
サーシャ・バレス (トレイシー・ビリングス)
ジョン・グッドマン (マーシャル)
トクリーム バニラの「ミルク感」ののコラボレーションが
東京上野の東京都美術館で開催中の、『ボッティチェリ展』
は、珍しくJR上野駅側の駐車場がクローズしてたために…
日頃行ったことがない 公園の北側を歩いてみたんですよ。
[東京芸術大学]
前身は官立の旧制専門学校「東京美術学校」と「東京音楽
1949年5月、国立学校設置法の公布施行に伴い、「東京美
術学校」と「東京音楽学校」が統合され、「東京藝術大学」と
して設立。2004年4月1日に、これまで国の機関の一部であ
った大学は法人格を取得し「国立大学法人東京芸術大学」
となり、 一般的には「芸大」の愛称で親しまれ、リスペクトさ
れています。
[東京藝術大学大学美術館陳列館]
大学美術館の本館ができるまでは、芸術資料館のメイン・
ギャラリーとして 長く親しまれてきた展示室です。外壁に貼
り付けられた赤いスクラッチタイルは 芸大の中でも少なくな
ってしまいました。1階は窓のある空間、2階はトップライトを
生かした、高い天井を持つ空間で、それぞれの展示室の個
性が際立っています。後年中2階と3階が増築されましたが
現在では当初の状態に復元されています。
[旧東京音楽学校奏楽堂]
旧東京音楽学校奏楽堂は、日本の近代化への黎明期とも
言える時代、明治23年(1890年)に日本初のオーディトリウム
(演奏会場)として建てられました。 永らくの年月を経て破損
も大きく、解体取り壊しの意見や 愛知県犬山市にある明治
村への移転話もある中、日本の近代音楽発祥の地としての
その外観や室内からは、その永き歴史がしのばれます。
[東京国立博物館黒門]
旧因州池田屋敷表門。旧丸の内大名小路(現在の丸の内
3丁目)にあった鳥取藩池田家江戸上屋敷の正門です。明
治時代、当時の東宮御所正門として移されたのち、高松宮
邸に引き継がれ、さらに1954年上野に移築されました。 創
建の時期は、形式・手法から見て江戸末期と考えられます。
屋根は、入母屋造左右に向唐破風(からはふ)屋根の番所
を備え、大名屋敷表門としては東京大学の赤門と並び称さ
れるものです。
[市田邸]
江戸時代、上野桜木には寛永寺の子院が建ち並んでいま
したが、明治の中頃から土地の分譲を始め、芸術家や文化
人が住まいを構える屋敷町となっていきました。 市田邸は、
明治40年、当時日本橋で布問屋を営んでいた初代市田善
兵衛によって建てられました。戦後は市田家の長女である
春子さんのもと、東京芸術大学音楽部声楽科を中心とした
学生が下宿し、 30名程がこの家から巣立っていきました。
[カヤバ珈琲店]
一・二階とも、二方に出桁造の軒をまわす姿が特徴的な町
家型のこの建物は、 東から谷中に入る際のランドマークと
なっており、ミルクホール、かき氷・あんみつ店、などを経て
昭和13年に榧場伊之助が「カヤバ珈琲店」を創設しました。
平成18年に一旦閉店となりましたが、この喫茶店に愛着を
持つ地域内外の人の支援を得て、平成20年にNPO法人の
手によって、復活再生しました。
[上島珈琲店(黒田記念館別館)]
こちらは、2013年にオープンしたばかりの新しい喫茶店「上
島珈琲店(黒田記念館別館)」。東京国立博物館(トーハク)
から藝大美術館へ向かう途中(かつて、京成本線の博物館
動物園駅があった場所のすぐ近くです)にオープン・カフェ。
出来たばかりなのに、周りの雰囲気にとてもマッチしていて、
とても心地よさそうなスペースです。 これは、 何時間でも居
られそうですねぇ~♪
さて、先週末のことですが、『フェルメールとレンブラント展』
思わず、個人的には“ボッティチェッリ”と 言いたいところで
すが、まあそれは置いといて。これは 見ごたえのある展覧
チなどは 生涯作品数が少ないことから、来日するのが1~
2点なんでことは多々あります。
ピエトロ・トッリジャーノ(帰属)《ロレンツォ・イル・マニーフィコの胸像》
この『ボッティチェリ展』では、2大看板の《春(ラ・プリマベー
ラ)》、《ビーナスの誕生》こそ観られませんが、準主役級の
《聖母子(書物の聖母)》《ラーマ家東方三博士の礼拝》《美
しきシモネッタの肖像》《アペレスの誹謗(ラ・カルンニア)》
《書斎の聖アウグスティヌス》の5作品をはじめ二十数点が
サンドロ・ボッティチェリ《ラーマ家東方三博士の礼拝》
まず、迎えてくれるのは《ラーマ家東方三博士の礼拝》。 ピ
ラミッド型の頂点に聖母子を配した、安定した構図で、画面
右端に茶の衣を着て立っているのは ボッティチェリの自画
像だと言われています。
サンドロ・ボッティチェリ《聖母子(書物の聖母)》
目がちにイエスを見つめる聖母。 その衣の青色には、ラピ
スラズリが使われていて、驚くほど色彩は鮮やかです。保
サンドロ・ボッティチェリ《美しきシモネッタの肖像》
サンドロ・ボッティチェリ《アペレスの誹謗(ラ・カルンニア)》
フィリッビーノ・リッピ《幼児キリストを礼拝する聖母》
さらに、この展覧会では、ボッティチェリの師フィリッポ・リッ
ピ、そしてリッピの息子でボッティチェリの弟子フィリッピー
ノ・リッピの作品も展示されています。特にフィリッピーノは、
15世紀当時ボッティチェリよりも評価が高かったようです。
フィリッビーノ・リッピ《聖母子、洗礼者聖ヨハネと天使たち(コルシーニ家の円形画)》
期間:2016年1月16日(土) ~ 4月3日(日)
会場:東京都美術館
時間:9:30~17:30(入室は閉室の30分前まで)