2019年でヤフブロが終了ということで、引っ越してまいりました。
祝!『おくりびと』受賞記念 アカデミー外国語映画賞


昨日の記念すべき第81回アカデミー賞決定の記事で、“アカデミ
ー祭り”の締めくくりのはずが、『おくりびと』の外国語映画賞初
受賞の報道に、「黒澤明や昔の日本映画って外国語映画賞獲ってな
いの?」と感じられた方も多いことでしょう。そこで番外編で、ア
カデミー外国語賞の歴史を、もう一度おさらいしてみましょう!

(特別賞)
1947年(第20回)『靴みがき』 イタリア
1948年(第21回)『聖バンサン』 フランス
1949年(第22回)『自転車泥棒』 イタリア
(名誉賞)
1950年(第23回)『鉄格子の彼方』 フランス
1951年(第24回)『羅生門』 黒澤明
1952年(第25回)『禁じられた遊び』 フランス
1953年(第26回) 受賞なし
1954年(第27回)『地獄門』 衣笠貞之助
1955年(第28回)『宮本武蔵』 稲垣浩
(外国語映画賞)
1956年(第29回)『道』 イタリア
1957年(第30回)『カビリアの夜』 イタリア
1958年(第31回)『ぼくの伯父さん』 フランス
1959年(第32回)『黒いオルフェ』 フランス/ブラジル
1960年(第33回)『処女の泉』 スウェーデン
1961年(第34回)『鏡の中にある如く』 スウェーデン
1962年(第35回)『シベールの日曜日』 フランス
1963年(第36回)『8 1/2』 イタリア
1964年(第37回)『昨日・今日・明日』 イタリア
1965年(第38回)『大通りの店』 チェコスロバキア
1966年(第39回)『男と女』 フランス
1967年(第40回)『運命を乗せた列車』 チェコスロバキア
1968年(第41回)『戦争と平和』 ソビエト連邦
1969年(第42回)『Z』 フランス/アルジェリア
1970年(第43回)『殺人捜査』 イタリア
1971年(第44回)『悲しみの青春』 イタリア
1972年(第45回)『ブルジョワジーの秘かな愉しみ』 フランス
1973年(第46回)『映画に愛をこめて アメリカの夜』 フランス
1974年(第47回)『フェリーニのアマルコルド』 イタリア
1975年(第48回)『デルス・ウザーラ』 黒澤明・ソビエト連邦
1976年(第49回)『ブラック・アンド・ホワイト・イン・カラー』 フランス/コートジボワール
1977年(第50回)『これからの人生』 フランス
1978年(第51回)『ハンカチのご用意を』 フランス
1979年(第52回)『ブリキの太鼓』 ドイツ
1980年(第53回)『モスクワは涙を信じない』 ソビエト連邦
1981年(第54回)『メフィスト』 ハンガリー
1982年(第55回)『Volver a Empezar』 スペイン
1983年(第56回)『ファニーとアレクサンデル』 スウェーデン
1984年(第57回)『La Diagona le du fou』 スイス
1985年(第58回)『オフィシャル・ストーリー』 アルゼンチン
1986年(第59回)『追想のかなた』 オランダ
1987年(第60回)『バベットの晩餐会』 デンマーク
1988年(第61回)『ペレ』 デンマーク
1989年(第62回)『ニュー・シネマ・パラダイス』 イタリア
1990年(第63回)『ジャーニー・オブ・ホープ』 スイス
1991年(第64回)『エーゲ海の天使』 イタリア
1992年(第65回)『インドシナ』 フランス
1993年(第66回)『ベル・エポック』 スペイン
1994年(第67回)『太陽に灼かれて』 ロシア
1995年(第68回)『アントニア』 オランダ
1996年(第69回)『コーリャ 愛のプラハ』 チェコ
1997年(第70回)『キャラクター/孤独な人の肖像』 オランダ
1998年(第71回)『ライフ・イズ・ビューティフル』 イタリア
1999年(第72回)『オール・アバウト・マイ・マザー』 スペイン
2000年(第73回)『グリーン・デスティニー』 台湾
2001年(第74回)『ノー・マンズ・ランド』 ボスニア・ヘルツェゴビナ
2002年(第75回)『名もなきアフリカの地で』 ドイツ
2003年(第76回)『みなさん、さようなら』 カナダ
2004年(第77回)『海を飛ぶ夢』 スペイン
2005年(第78回)『ツォツィ』 南アフリカ共和国/イギリス
2006年(第79回)『善き人のためのソナタ』 ドイツ
2007年(第80回)『ヒトラーの贋札』 ドイツ/オーストリア
2008年(第81回)『おくりびと』 滝田洋二郎
ざっと、こんな感じになります。

アカデミー外国語映画賞が創設されたのは1956年。記念すべき最初
の受賞作品は、フェデリコ・フェリーニ監督の『道』(ジェルソミ
ーナで有名!)でした。それ以前には、特別賞や名誉賞という名で
呼ばれていて、ご覧のようにそれまではイタリア、フランス、日本
の3ヵ国の作品しか受賞していませんでした。

その後、1956年以降は引き続きイタリア、フランスの作品はコンス
タントに選ばれているのに対し、日本の作品はすっかり選ばれなく
なってしまいました。ちなみに1975年選出の『デルス・ウザーラ』
は黒澤明監督作ですが、ソビエト連邦の映画でした。

この間の日本映画もクォリティが低かったのかというと、必ずしも
そうではありません。本選ノミネートは黒澤作品の『影武者』『ど
ですかでん』、小栗康平『泥の河』、山田洋次『たそがれ清兵衛』
などもありますし、他の映画祭では『影武者』『楢山節考』『うな
ぎ』(カンヌ映画祭)、『HANA‐BI』『無法松の一生』(ヴ
ェネチア映画祭)、『武士道残酷物語』『千と千尋の神隠し』(ベ
ルリン映画祭)などがグランプリを受賞しています。

何故、アカデミーには縁が無かったのかは、正直私も判りませんが、
芸術的に優れていても、エンタテインメント性には欠けていたとい
うことなのかなぁ? 日本人の感性、人生観が判り難いのかなぁ?
いずれにしても、その50年間の呪縛を、『おくりびと』が祓って
くれましたね♪ 本当に嬉しい、歴史に残る受賞となりました^^
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コメント
コメント
No title
日本人にとっても嬉しい受賞式でしたね(≧∇≦)
その昔は特別賞。名誉賞って言われてなんですね~
なるほど!
2009/02/25(水) 09:07:00 | URL | 翔syow #79D/WHSg [ 編集 ]
No title
さすがにフランス、イタリアは強いですね~でも最近はドイツも頑張ってますよね。
日本映画ではこの外国語映画賞になってからは初受賞だなんて、本当に快挙ですね。
なかなか欧米人には受け入れにくい東洋の作品が選ばれるのは嬉しい限りです。(^^)
2009/02/25(水) 17:27:00 | URL | choro #79D/WHSg [ 編集 ]
No title
日本公開されていない作品のノミネートが多かった今回、最大のニュースはやっぱり「おくりびと」の受賞でしたね。
こちらからも、TBさせてくださいねぇ
2009/02/25(水) 19:57:00 | URL | マミ #79D/WHSg [ 編集 ]
No title
syowさん、素晴らしい受賞式だったようですね!
私は残念ながらwowow未契約なので見れませんでしたが…^^;
このために契約した人もいたと聞いております。
2009/02/26(木) 12:31:00 | URL | やっくん #79D/WHSg [ 編集 ]
No title
choroさん、やはり名監督の出身国は受賞回数が多いですね!
仏はクロード・ルルーシュ、F.トリュフォー、J.J.アノーなど、
伊はF.フェリーニ、G.トルナトーレ、R.ベニーニ、などなど。
最近はアメナバール、アルモドバルのスペインも頑張ってます♪
2009/02/26(木) 12:32:00 | URL | やっくん #79D/WHSg [ 編集 ]
No title
マミさん、やはり今年のアカデミーは「おくりびと」の受賞に尽きますね!
2009/02/26(木) 12:33:00 | URL | やっくん #79D/WHSg [ 編集 ]
No title
外国語映画賞は過去はヨーロッパばかりでもしかして今回アジア初かと思っていたら、台湾の『グリーン・デスティニー』 が受賞してたのね。あの映画そんなによかったかなぁ。
2009/02/28(土) 15:08:00 | URL | nobuko #79D/WHSg [ 編集 ]
No title
アスランさん、実際には、台湾・香港・中国・アメリカの合作らしいです。
単独の製作国では「おくりびと」がアジア初ということで…^^;
2009/03/01(日) 16:16:00 | URL | やっくん #79D/WHSg [ 編集 ]
No title
「おくりびと」のTB,コチラにも、宜しくお願いします♪☆彡
2010/05/15(土) 09:00:00 | URL | Sharon☆彡 #79D/WHSg [ 編集 ]
No title
2個目のTBありがとう~♪
2010/05/16(日) 08:06:00 | URL | やっくん #79D/WHSg [ 編集 ]
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